評価:★★★★☆
<巨人たちの星>を目指すガニメアンの宇宙船<シャピアロン号>を見送る際に地球人が<巨人たちの星>に発信したメッセージ。<巨人たち>はこともあろうか英語で返信をしてきた。そう、地球は以前から巨人たちによる監視を受けていたのだ! しかし返信の内容から察するに、世界的軍縮の進む地球を脅威と見ているらしい。地球と<巨人たちの星>をめぐる陰謀にハントらが挑む。
<巨人たちの星>を目指すガニメアンの宇宙船<シャピアロン号>を見送る際に地球人が<巨人たちの星>に発信したメッセージ。<巨人たち>はこともあろうか英語で返信をしてきた。そう、地球は以前から巨人たちによる監視を受けていたのだ! しかし返信の内容から察するに、世界的軍縮の進む地球を脅威と見ているらしい。地球と<巨人たちの星>をめぐる陰謀にハントらが挑む。
『星を継ぐもの』、『ガニメデの優しい巨人』に続く、ガニメアン三部作の最終章。
前2作と同様、地球人と巨人たちの知恵と勇気が困難な状況を切り開いていくカタルシスは最高。今回はハントやダンチェッカーのほかにも脇役たちの活躍が印象的。特にペイシーとソブロスキンの友情は少年時代を冷戦構造の中で生きた私たちにはたまらないものがあると思います。敵のボスのブローヒリオのキャラクターもかなり魅力的。
物語的には敵の正体がバレバレであるものの先の読めない展開が続き、敵を追い詰める通快感と前2作で残された謎が解き明かされる爽快感は筆舌に尽くしがたいのもがあります。
不満があるとすれば終盤かなりいい動きをするヴェリコフさんの掘り下げが足りない事くらいでしょうか。アレはもったいないよなぁ。
私の語彙では面白さを伝えきれないので是非読んで欲しい作品。SFファンじゃなくても楽しめるシリーズだと思います。
前2作と同様、地球人と巨人たちの知恵と勇気が困難な状況を切り開いていくカタルシスは最高。今回はハントやダンチェッカーのほかにも脇役たちの活躍が印象的。特にペイシーとソブロスキンの友情は少年時代を冷戦構造の中で生きた私たちにはたまらないものがあると思います。敵のボスのブローヒリオのキャラクターもかなり魅力的。
物語的には敵の正体がバレバレであるものの先の読めない展開が続き、敵を追い詰める通快感と前2作で残された謎が解き明かされる爽快感は筆舌に尽くしがたいのもがあります。
不満があるとすれば終盤かなりいい動きをするヴェリコフさんの掘り下げが足りない事くらいでしょうか。アレはもったいないよなぁ。
私の語彙では面白さを伝えきれないので是非読んで欲しい作品。SFファンじゃなくても楽しめるシリーズだと思います。
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