・仮面ライダー１号
前回のハカイダーがバイク用下半身の付属のみだったのに対して､今回は下半身と腕パーツが付属。前傾してダッシュというシンプルなポーズなのは少し不満ですが､台座の造型がかなり良く､クラッシャー（マスクの口）が開閉可､しかも中に本郷の顔があるのが嬉しいので概ね良しとしましょう。

アーティストカラーの変更点はマスクと胸アーマーの色のと手足の汚し、そして台座の大部分が成型色に。ウチのは触覚の形状が違うんですが､個体差かもしれません。正直ノーマルよりもカッコイイんですが､クラッシャー内が黒く塗り潰されている点と、台座の安っぽさが気になります。マスクを閉じてバイクに乗せておけば良いんですが。


・サイクロン号
前回のハカイダーバイクと違い､かなりバイクっぽくなっています。まぁサイクロン号そのまんまなのでS.I.C.のＩ（イマジネイティブ）分が不足しているとも言えますが。
タイヤとハンドルの可動はそのまま､スタンドの展開が無い代わりにクリアのディスプレイ用スタンドが付属。カウル部分は着脱可。風防とライトがクリアパーツでなかなかカッコイイです。

アーティストカラーはボディとエンブレムが銀地に黒ラインになり､マフラーも鉄色に。ライトの色もオレンジになり､なぜか風防がつや消しになっています。これもかなりカッコイイ。


・ワルダー
キカイダーの敵役。頭にどんぶりを載せたようなシルエットが特徴的。かなりイマジネイティブな造型に仕上がっていてカッコイイ。台座のビジンダーが５弾のキカイダーと同じく、４弾からの使いまわしっぽいのはどうかと思いますが。ポーズはほぼ素立ちですが、シルエットが面白いのでなかなか見応えがあります。なぜか刀の鞘がクリア成型なのが気になりますが……。

アーティストカラーは胸アーマーを始めとして､各部が黒っぽく。ビジンダーも灰色になっています。かなり渋い。


・シャドームーン
世紀王シャドームーン様。言うまでも無く今回のメインディッシュ。首を上下に動かせて若干表情も付けられるのが嬉しい。ひるがえるマントのせいか､かなりボリューム感があります。マントの裏側の翅脈を思わせるモールドがカッコイイ！　手にするまでは台座のやっつけっぷりが気になっていましたが実物を見てみると気になりません。

アーティストカラーは全体を茶色がかった黒で塗装。眼も赤く､仮面ライダーBLACKを意識していると思われます。マントが一番昆虫っぽくてかなりイカス。

シークレットはアナザーシャドームーン。２つのキングストーンの力で創世王となったシャドームーンです。キングストーンがベルトに埋め込まれ､触覚の形状が変化、肩がせりあがり、ボディが赤くなっています。確か本家S.I.C.は誌上通販のみでしか入手できなかったと思うので今回の立体化を喜ぶ向きは多そう。……まぁ誌上通販だろうが店舗販売だろうがS.I.C.は入手しづらいんですが。


・総評
前回に比べて塗装はかなり良くなっていると思います。アーティストカラーもホワイトやブロンズと比べるとかなりお得感があります。ココまでカッコイイとは嬉しい誤算です。特にシャドームーンと１号とサイクロンのそれはたまらんです……ってワルダー以外じゃねーか。造形的にも１号＆サイクロンにひねりが足りないくらいで大満足。それでも元デザインがイイからバイクに乗せておけばかなりカッコイイですし。フィギュア萌え族の皆さんにはオススメできる出来でした。次回はぜひともＲＸとゴールデンバットを……。









































こっそり配置図。
自己責任でアレしてください。

奥
影Ｓ１Ｎ悪ＮサＮ
影Ａ１Ｎ悪ＮサＮ
影Ｎ１Ａ悪ＡサＡ
手前

影：シャドームーン
１：仮面ライダー１号
悪：ワルダー
サ：サイクロン号

Ｓ：シークレット
Ｎ：ノーマルカラー
Ａ：アーティストカラー